安曇野市天蚕センターは、昭和53年(1978)に、旧穂高町(現安曇野市)により、天蚕飼育の復活及び飼育、繰糸、機織り技術を後継者へ伝承するための拠点として建設された施設で、国内では珍しい天蚕資料館です。 当施設では、天蚕の歴史や生態を大変わかりやすく紹介しており、隣接されている安曇野天蚕工房では、手機織りの実演がご覧になれます。また、敷地内に見学者用飼育ハウスもあり、天蚕の一生が見学できます。
天蚕センター展示棟では、天蚕の歴史や生態を、ビデオ上映(約15分)と古くから受け継がれてきた器具や資料により、わかりやすく紹介しています。また、天蚕糸で織られた着物も展示しており、繊維のダイヤモンドと評される天蚕の魅力を是非ご覧ください。
隣接する安曇野天蚕工房では、天蚕糸を使った手機織りを見学することができます。 工房内では懐かしい機織りの音が響きます。
【天蚕工房の見学をご希望のお客様へ】
糸繰・機織りは、繊細で集中して織り続けることが必要な作業です。接近しすぎたり、お手を触れることのないようご注意下さい。尚、他の作業との兼ね合いや都合により実演できない場合がございますので、その際は作業場所の見学のみとさせていただきます。
実演見学を希望される方は事前にお問合わせください。
工房で織られた生地で作った小物類やストール、天蚕の繭を使った商品等を販売しています。ここでしか買えないものばかり。お土産にもぴったりのお手頃品から最高級の品まで、オリジナル商品が充実しています。
天蚕センター入口にある見学者用飼育ハウス。飼育期間中(5月下旬~8月中旬頃)は、卵~幼虫~成虫(蛾)までの天蚕の一生が見学できます。